初雪の降る弥彦温泉から、講義を世界に配信!
今回は特別企画で12月16日・17日の日程で、弥彦温泉みのやに清水高志先生(東洋大学教授)をお招きして「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」というテーマでお話いただきました。そして温泉からZOOM配信という試みを行いました。
(〒959-0321 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2927-1、電話:0256-94-2010)
ナーガルジュナ(龍樹)の『中論』における四句分別、吉蔵、華厳、唯識の仏教思想、ライプニッツの「最善律」「予定調和説」、ソクラテス・プラトンの「魂の不死」「想起説」、空海……清水先生から多岐にわたる情報がどんどん流れてくるので、目が回るような2日間でした。
語る。語る。語る。
何といっても懇親会と深夜の座談会で、徹底的に夜が明けるまで講究し続けることができることが、この会の魅力でしょう。徹底的に詰め込んだ酷い日程にも関わらず、最後までつきあってくださった清水先生、ありがとうございました。
深夜にいたるとレヴィ=ストロースの「野生の思考」と古代ギリシアのエンペドクレスの「四大元素説」、さらに遡る古代インド・ウパニシャッドの哲人ウッダーラカ・アールニの「三分結合説」など、古代から現代(科学)まで、昼の講義の補足を、さらに縦横無尽に語られる……。ユングの「シンクロニシティ」や井上円了まで。これが実はナーガルジュナ(龍樹)の四句分別に、もっとも論理として結実した形があると一巡して語られたが……。
今後、内容についてもう少し整理して報告していきます。今回は『中論』第1章、第2章がテキストでしたが、清水先生と相談させていただいて、さらに展開していきたいです。
眠られぬ今夜のおやすみBOOKS
- 清水高志『実在への殺到』(水声社)
- 『モア・ザン・ヒューマン』(以文社)
- 清水高志×奥野克巳『今日のアニミズム』(以文社)
- 清水高志『空海論/仏教論』(以文社)
- 吉蔵『三論玄義』(仏典講座)(大蔵出版)
“弥彦温泉みのや大会報告(2023年12月20日記事転載)” への1件のフィードバック
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