仏教徒、マスクの下でかく語りき。
新潟県の真宗大谷派僧侶を中心とした編集部によるローカル・仏教マガジン（Magazine for Local Buddhists)『アイアムアブディスト』新型コロナウイルス特別号（通巻第2号）。
巻頭言
２０２０年にはいり新型コロナウイルス感染症が蔓延し、私たちの日常は崩れ落ちた。
誰を信じていいのか分からない時代、そんな時、自信ありげに物を語る輩がいる。親鸞は一瞥して「そいつは信頼ならぬが、この自分も信頼ならぬ」と言い切っている。鎌倉時代のことである。「自信ありそうに話しているやつ」「自分は善人だと言い切れるやつ」「自分は賢いと思っているやつ」自分自身に返れ。
自分を含めてすべが嘘である世界をどのように生きればいいのか？この新しい問いをともに生きようではないか。
観念ではなく、地に足がついた仏教は、地方から生まれる。我々は真宗大谷派僧侶であり、とりわけ新潟県にある三条別院に縁をもっている。
新潟から生まれたこの『アイアムアブディスト』を手に取れ、そして死んでいける生を生きよ。
CONTENTS
- 生理学 特別寄稿 丹田の声に耳を澄ませば（澤田泰二郎）
- エネルギーの方向 コロナウイルスとエクスポージャー理論 ―なぜ仏教徒はコロナウイルスに動じないのか―（齋木 浩一郎）
- マスクにかくされた“にんげんのくち”（たむら だいすけ）
- 音楽 世界のびっくり音楽と仏教[地獄の煩悩ウイルス編]（ＤＪパクマン）
- コロナウイルス育児相談＆産科入院日記（齋木 友絵×新田 直美）
- お寺とオンライン（小林 智光）
- アイデア求む！公募系キャラクター“いごてん”芸能事務所
- 巻末 ＃三条エール飯日記
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